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2021/11/18

BOM 11.7 横浜大さん橋ホール:石井一成、RISE DoA -53kgからの再起戦は判定勝ち

BOM (The Battle Of MuayThai) WAVE 06 – Get Over The COVID-19 –
2021年11月7日(日)横浜大さん橋ホール

 

レポート&写真:井原芳徳

 

第13試合 メインイベント 53.3kg契約(バンタム級相当) 3分5R
○イッセイ・ウォーワンチャイ(石井一成/ウォーワンチャイプロモーション/BOM&WPMF世界スーパーフライ級王者、WPMF世界&IBFムエタイ世界フライ級王者、元KNOCK OUT&True4U同級王者、元プンパンムアン・ミニフライ級王者)
×小嶋・ノーナクシン(ノーナクシンムエタイジム東京/WPMF日本バンタム級王者、元ルンピニー日本&J-NETWORK同級王者)
判定3-0 (ゲンナロン49-48/ナルンチョン49-48/大成49-48)

 石井は4月の横浜大会夜の部でサンチャイ・TEPPEN GYMにKO勝ちして以来のBOM登場。最近では7月のRISE DoA -53kgトーナメント一回戦で大﨑一貴に判定負けしている。今回はムエタイルールでRISEとはルールが違うとはいえ、石井は頭を坊主にして再起を図る。試合前の紹介映像では「完全復帰するためKOで倒します」と宣言する。
 小嶋は4月の横浜大会昼の部ではHIROYUKIにKO負け。所属ジムが主催するスック・ワンキントーンを主戦場とし、6月の大会ではWBCムエタイ日本統一バンタム級王者の一航と好勝負の末に引き分けている。

 

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 1R、石井は開始すぐから距離を詰め、小嶋にロープを背負わせ、右ロー、右ボディを打ちつつ、右ストレートを狙う。小嶋はムエタイ式に高く構え、左前蹴りで距離を作ろうとするが、石井の圧力は落ちない。記者採点は石井。

 

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 2Rも石井はひたすら前に詰めるスタイル。小嶋も1Rよりも右ミドルを当てる場面が目立つようになるが、それ以上に石井のボディと顔面へのパンチ、ローが目立つ。とはいえ小嶋も崩れず、石井はスイッチや右肘も絡めるが、なかなか追い詰めきれない。記者採点はイーブン。

 

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 3R、石井は変わらず前に出て、時折左ボディ、右ストレートを強打。さすがに小嶋も攻撃が減ってしまう。終盤、石井は組んで膝を連打してから崩しも決め、ムエタイ式の攻めでも印象を残す。記者採点は石井。

 

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 4R、石井は左ボディを強打する場面もあるが、まだ小嶋は崩れず。小嶋が組んで膝を連打すれば、石井も膝を返してから崩し、悪印象をすぐに潰そうとする。終盤には右ミドルの応酬も。記者採点はイーブンだが、小嶋についてもおかしくない。

 5R、石井は序盤から小嶋を詰めると、右肘で左まぶたを切り裂く。ドクターチェック後、すぐ再開したが、小嶋は血だるまに。石井はさらに圧力を強め、パンチと肘のラッシュで小嶋を倒しにかかるが、小嶋は時折笑顔を浮かべながら、膝で応戦し、最後まで耐えきり終了する。記者採点は石井。合計50-47で石井。ジャッジ3者とも49-48で石井を支持し、石井の勝利となった。

 

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 石井は「RISEのトーナメントの一回戦で負けて、挽回する試合をするつもりでしたけど、こんなんじゃダメですね。もっと練習します」と反省しつつ「次回、1月9日のNO KICK NO LIFEに出ますので応援に来てください」とアピールし、「そして何万人もの前で僕も試合したいので、中川(夏生・エイワスポーツジム&BOMプロモーション)会長はじめ格闘技界の皆さん、よろしくお願いします」と話し、RIZINへの出場を希望した。最後はリングにエイワ所属の吉成名高を呼び込み、1か月前にはじめたYouTubeの「成×成(なりなり)ちゃんねる」を紹介し、名高は「チャンネル登録お願いします」と呼びかけた。最後に石井はスポンサーに感謝を述べ「ここから石井一成・第2章始めますんで、応援お願いします」とアピールした。

 

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