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2023/05/07

石井一成vs.ヨーシラーはドローに変更、キャッチからの攻撃によるダウンは無効

 2023年3月12日(日)

 

東京・国立代々木競技場第一体育館

 

『K-1 WORLD GP 2023 ~K’FESTA.6~』で行われた、バンタム級3分3R延長1Rのヨーシラー・チョー.ハーパヤック(タイ)vs.石井一成(ウォー・ワンチャイプロモーション)の判定結果が変更となった。 【写真】判定でヨーシラーの手が上げられると石井は複雑そうな表情  この試合は2Rにヨーシラーが石井の右ハイをキャッチして、足を離すとすぐの左フックでダウンを奪い判定3-0(28-29×2、27-29)で勝利したもの。  

 

試合後、K-1 WORLD GP実行委員会とK-1 GROUP公式審判部は次の通り映像での検証を行い、協議の上、K-1 WORLD GP実行委員会は裁定を訂正することを発表した。  映像での検証を行った結果、当該試合の2Rにヨーシラーが奪ったダウンに至る攻撃が、K-1 WORLD GP公式ルール第6条第1項11に抵触する反則と判断され、以下の裁定の訂正に至った。

 

①2R 0分12秒に、石井一成が喫したダウンを取り消すものとする。

 

②この試合は判定結果0-1テクニカルドローに裁定を訂正する。 理由 (1)①について K-1 WORLD GP実行委員会は、K-1 GROUP公式審判部に対し、当該行為がK-1 WORLD GP公式ルール第6条第1項11に抵触した反則なのか見解を求め、映像での検証を行った。その結果、石井一成選手の蹴り足を掴み、その後の攻撃であるとK-1 GROUP公式審判部の見解を確認した。 (2)②について 当該試合は、①の反則のもとで放たれた攻撃により生じた現象を、メインレフェリーがダウンと判断し、本戦の3Rが終了し勝敗が決した。本来ならば、①の反則の時点で、ヨーシラー・チョー.ハーパヤック選手に対しペナルティを与え、石井一成選手のダメージ回復処置をするべきであった。よって2R0分12秒から、当該試合はK-1 WORLD GP公式ルールに則った正常な状態で進行していなかったと判断した。 K-1 WORLD GP公式ルール第8条により試合は成立しているため(※)、当該試合担当ジャッジに2R0分12秒までの攻防を、映像での検証にて再採点を求めたところ、三者ともに10-10のイーブンとした。当日の1Rの採点と合計し、ジャッジ①箱崎:20-20/ジャッジ②伊藤:20-20/ジャッジ③梅木:19-20となった。 ※1Rであれば無効試合、2Rからは試合成立とみなされる。

 

 

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