NEWS

2022/11/29

K-1初代バンタム級王座決定トーナメント出場!!!

 K-1 12.3 エディオンアリーナ大阪

初代バンタム級王座決定トーナメントに

池田幸司・石井一成・黒田斗真・壬生狼一輝が出場。

 

 

 K-1 WORLD GP 2022 JAPAN(12月3日(土)エディオンアリーナ大阪)の第一弾対戦カード発表記者会見が10月14日、東京で行なわれた。そのレポートがK-1 JAPAN GROUPから届いている。(写真:(C)K-1/記事:BoutReview)

 

 

 

  316237574_5559389174173645_6956907869196254233_n

 

 

 昨年から本格始動したK-1バンタム級の初代王座をかけた8選手参加による「K-1 WORLD GP 初代バンタム級王座決定トーナメント」の開催が決まった。会見に出席した中村拓己K-1プロデューサーはトーナメント開催の経緯を以下のように説明した。

「今年に入ってK-1では各大会でワンデイトーナメントを開催してきましたが、大阪でもトーナメントを行います。トーナメントの内容は53kg・バンタム級の初代王座決定トーナメントでせ。去年、K-1でバンタム級が本格的にスタートし、5月の日本最強決定トーナメントでは黒田斗真選手が優勝を果たしました。そこからKrushを中心にバンタム級の選手たちの試合を組み、池田幸司選手が現在タイトルを保持しています。そして今年8月から石井一成選手もK-1に参戦して、バンタム級は選手層も厚くなり、熱い試合が続いていて盛り上がってきています。トーナメントをやるならまさに今このタイミングだろう、と。満を持してのトーナメント開催だと思います」

 トーナメントには現Krushバンタム級王者の池田、9月にWBCムエタイ世界王者となった石井、K-1バンタム級日本最強決定トーナメント優勝の黒田、前Krushバンタム級王者の壬生狼一輝など日本人トップ選手4名、海外の強豪4選手が参戦。以下の組み合わせが発表された。

 

 

221014k1-bantam-tournament

 

 

一回戦(1):池田幸司vsアンビ・エンスエ・アボモ
一回戦(2):石井一成vsオスカル・ボルケス
一回戦(3):黒田斗真vsヨーシラー・チョー.ハーパヤック
一回戦(4):壬生狼一輝vsサンベル・ババヤン

準決勝(1):一回戦(1)勝者vs一回戦(2)勝者
準決勝(2):一回戦(3)勝者vs一回戦(4)勝者

決勝:準決勝(1)勝者vs準決勝(2)勝者

 

 

316135120_5559389184173644_413897845089038193_n

 

 

 会見には日本人4選手が出席して意気込みを語った。Krushバンタム級王者の池田は、赤道ギニア出身でスペインを中心に活躍するアボモと対戦。筋骨隆々のアボモを見て「いかつすぎませんか?」と開口一番に不安を口にした池田だが「僕はK-1で頂点に立つために格闘技をやっているので、(チャンピオンに)ならないといけないと思っています」と、ベルト獲得への意気込みを語る。対戦相手のアボモも「K-1チャンピオンという称号は必ず手に入れたいものだ。ファンが楽しめる危険で魅力的な試合をみせて勝つ」と、赤道ギニア初のK-1王座獲得を狙う。
 K-1王座に照準を定めた石井の一回戦の対戦相手は南米・エクアドル出身のボルケス。「このトーナメントに18年間の想いをぶつける。僕が『K-1バンタム級を創っていく』と言ったんですけど、ここがバンタム級のスタート。絶対に勝ちに行きます」と悲願のK-1王座獲得とバンタム級エースとしての決意を語った石井に対し、ボルケスは「石井は世界トップクラスの選手だが、自分の実力を見せる最高のチャンスだと思う」と闘志を燃やしている。
 K-1バンタム級日本最強決定トーナメント優勝の肩書きを持つ黒田は「このトーナメントで負けたら全てを失う。死ぬ気でこのベルトは獲りに行く」と覚悟の挨拶。対戦相手のヨーシラーは現在16連勝中・約3年間無敗という脅威的なレコードを誇るオムノーイスタジアムのバンタム級王者。「アグレッシブでK-1でも戦っても強いなというのはパッとみっても思う」と、中村K-1プロデューサーもその能力を高く評価しているムエタイの強豪。主催者を通じて「バンタム級でもムエタイが一番だということを証明したい」とムエタイ旋風を巻き起こすつもりだ。
 最後にマイクを握ったのは壬生狼一輝の兄を名乗るグレート・ミブ。2019年以来のK-1参戦となるサンベル・ババヤンの名前をジャイアント馬場さんに関連づけ「馬場に対抗できるのは会長しかおらんやろ」と、アントニオ猪木さんを自身に憑依させるパフォーマンスを披露し、会場を独特の空気で盛り上げた。

 

 

221014k1-bantam-kaiken

 

 

◆石井一成
「まずはこんなに早くバンタム級の世界トーナメントを開いていただき、K-1関係者の皆様ありがとうございます。そして、僕が格闘技を始めた時のきっかけであり、夢である世界チャンピオンになる日が12月3日にきました。トーナメントに18年間の想いをぶつけて、僕が『K-1バンタム級を創っていく』と言ったんですけど、ここがバンタム級のスタートとして絶対に勝ちに行きますので、応援よろしくお願いします。(ベルトへの想いは?)K-1のベルトは僕が格闘技を始めたきっかけでもありますし、僕の夢であるK-1世界チャンピオン、まずその夢を果たすためにこのトーナメントがあって、僕がチャンピオンになる日だと思ってます。そして、ここからが僕の再スタートでありここからのいろんな目標があるので、まずは絶対にK-1の世界チャンピオンになります。
(1回戦の相手の印象は?)試合を見させてもらったんですけどアグレッシブで、ただスピードは僕の方が全然早いなっていう印象です。あとは今までタイ人や日本人とやってきて、また違うテクニックなどエクアドル人ならではのものを持っているポテンシャルを感じたので、そこは気をつけようと思っています。(決勝戦の相手について)理想は一輝なんですけど、やりたい選手は黒田選手、もしくは相手のタイの選手です。実はこのタイの選手、ムエタイをやってる人ならみんなが知ってるぐらい強いので、決勝でムエタイ対決っていうのもアリだなと思ってます。(池田・黒田がSNSでWBCムエタイ王座を獲った時の石井にリアクションしたことについて)福岡大会が終わった後に2人の名前を上げさせてもらったんですけど、僕の理想は準決勝で池田選手とやって、決勝で黒田選手とやりたいです。僕も今年の4勝のうち3勝はKOで勝ってきて、福岡大会のときは左のパンチを封じて右で倒して、前回のWBCでは左の拳が復活したのでフルパワーで行きました。12月もフルパワーで全試合KOを狙って、池田選手も黒田選手も倒しにいくので試合するのが楽しみです」

◆オスカル・ボルケス ※会見欠席のためメッセージのみ
「K-1という立ち技格闘技の最高峰の舞台で戦うことが決まって、本当に嬉しい。石井は世界トップクラスの選手だが、自分の実力を見せる最高のチャンスだと思う。バンタム級がスピード・フィジカル・テクニック、どれをとっても最高の階級だというところを見せて、そのなかのチャンピオンになりたい」

【中村プロデューサーの試合紹介】
「石井選手はムエタイで数々の実績を残して、今年の8月からK-1のリングに参戦しています。K-1デビュー戦になった福岡の試合では見事なKO勝利を収め、9月にWBCムエタイの世界タイトル戦も行って、その試合も1RKO勝利でタイトルを獲得しました。石井選手はK-1に初めて出る時の会見でも、自分がこのバンタム級を創るとコメントしていて、本当にその言葉どおりの戦いぶりでした。。石井選手がK-1に来たことでトーナメント開催にも繋がったと思いますし、石井選手もK-1のベルトを獲るという大きな目標を持ってこのリングに来たと思うので、ここで大勝負が決まったんじゃないかと思います。対戦相手のボルケス選手は南米のエクアドル出身・在住の選手で南米やアメリカの大会で試合をしている選手です。ファイトスタイルとしてはボクシングと空手をミックスしたようなスタイルで、総合格闘技の試合もやっていて、戦い方が変則的な選手だと思います。その中で一発で倒す武器を持っているので、ムエタイスタイルの石井選手と変則スタイルのボルケス選手という、トーナメントならではの一回戦だと思います」

NEWS一覧へ